アーユルヴェーダとは
アーユルヴェーダは5000年もの歴史を持つインドの学問であり、医学であり、また哲学的な側面も含んだ総合学問のことです。
日本でアーユルヴェーダと言う場合にはインド由来の癒しやリラクゼーションと受け取られることが多いようです。アーユルヴェーダには確かにこうしたリラクゼーションの効果なども含まれますが、実際にはもっとはるかに広く、しかも深い学問的な考察が根底にあります。
アーユルヴェーダでは人の心と身体、環境をすべて含めた調和が最も重要であるとされています。アーユルヴェーダはWHO(世界保健機構)によって注目されており、また代替医療としての認証も受けています。
アーユルヴェーダにおいてはドーシャと呼ばれる3つの基本元素と、ダートゥと呼ばれる7つの構成要素のバランスが最も重視されます。
まずドーシャでは人間、鉱物、植物、動物、環境の各々がヴァータ、ピッタ、カパの要素を持っているとされており、これらの要素の強さが性格や体質を決めるとされています。
またヴァータは「空・風」、ピッタは「火」、カパは「水・地」を表しておりこれらに応じた食生活や病気の際の治療が決められることになっています。
一方ダートゥはサプタ・ダートゥとも呼ばれる7つの構成要素のことで、ラサ(血漿)、ラクサ(乳び)、マーンサ(筋肉)、メーダ(脂肪)、アスティ(骨)、マッジャー(骨髄)、シュックラ(生殖器官)からなり、人の身体に取り入れられた食物はこれらの順序に従って代謝吸収されるとされています。
またアーユルヴェーダにおいては診断方法も古くから確立されており、問診、触診、視診、聴診の4種類となっています。これらは面白いことに西洋医学においてもほぼ同様の診察方法となっています。